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低迷する景況の中で、新分野進出・新商品開発し、秋田発全国へ・・・のビジネスチャンスをうかがい、ネットワークの活用などによって積極的な展開を図り、社内から評価され、また各マスコミ等に報道及び掲載された元気印会員企業を紹介しております(財団法人あきた企業活性化センター BIC AKITA より)。





代表取締役
 吉田 喜廣


ビル・マンションなどの排水管凍結を防ぐ
画期的なヒーター「ほあんかん」


有限会社ヨシダアニー
〒010-1605 秋田市新屋勝平町13-23
TEL:018-864-6961
FAX:018-864-6992
http://www.y-anny.jp/
  雪国のビルやマンションでは、冬期間マイナス気温が続くと屋上に積もった雪が階下の部屋の暖房で溶け出し、排水管を通り排水される。ところが、排水管を流れる水が外気温の影響を受け凍結して、排水管を詰まらせ管を破損させたり、屋上に溜まった水の影響で漏水事故が発生することがある。これに対し従来の凍結防止策は、屋上の排水口から紐状のニクロム線加熱型ヒーターを排水管の一番下まで通し、水の流れを確保するというのが一般的であった。しかし、この方法では漏電・断線などのトラブルが発生しやすいほか、屋上にサーモスタットボックスを設置する必要があったり、排水管の中にニクロム線を通すため、枯葉やゴミが詰まったり、高いビルほど設置費や電力費などの負担も増すなど、課題も多かったという。
 そこで登場したのが、自己温度制御型ヒーター「ほあんかん」である。「ほあんかん」は、排水管最下部だけを覆う形で取り付けるヒーターで、排水管の凍結が最初に発生する箇所を凍らせないというこれまでの凍結防止策の常識を覆す、画期的な商品である。従来の対策に比べ故障がほとんど無く、耐久性に優れ、消費電力を抑えた優れものが完成した。
 吉田社長が長年排水管凍結や漏水修理を経験してきた中で、いつも一番下の排水口とその周辺だけが凍り付き、そこから上は凍っていないことに気づき、ならば最初に凍る部分だけを暖めてみようというところが商品開発のきっかけになった。完成した商品は、県内各地での実験や大学との共同研究による実証を繰り返し、凍結防止効果を確認。平成16年から本格的に販売を開始した。最近は大手ゼネコンの建設する建築物にも採用されるなど、今年に入り既に350台を設置。県内外の大型店やホテル、病院、工場など順調に販路を拡大している。海外からも面白い商品と関心を寄せられており、海外取引にも興味を示しているところである。
 また、関連商品として開発した折板屋根用つらら防止機能付き雨どい「オリコー3」も注目を集めている。この商品は、「ほあんかん」の熱を利用するなどして大型の建物などに使用される凸凹上の折半屋根のつらら発生を防止するもので、平成17年1月から平成18年3月に実証実験を行いその効果を確認。大型のつらら落下による事故や建物破損に備えようとする県内大型店に設置されているほか、県内外の新店舗にも採用されるなど、こちらも出足は好調だ。
 「当社の本業は防水工事です。建物の劣化は水の影響が大きく、汚れや破損、錆びなどは、必ず水のトラブルが影響しています」。吉田社長は、「美観を維持しながら建物を長持ちさせるため、原因調査を重視し建築物に最適の改修工事を提案する、それが当社の役割」という基本姿勢を崩さず、さらなる商品開発に向け取り組んでいる。

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代表取締役
 辻 与志博


“本場の味をそのままに”
「焼きたてきりたんぽ」を全国へ


有限会社秋田比内食品
〒018-5712 大館市比内町新館字屋布79-1
TEL:0186-55-2556
FAX:0186-55-2574
  きりたんぽ製造の有限会社秋田比内食品が、保存期間を大幅に改善した加熱殺菌しないきりたんぽを商品化、「焼きたてきりたんぽ」という商品名で首都圏を中心に販売を開始した。
 きりたんぽは焼きあがった直後は微生物の発生が殆ど無く無菌に近い状態であるが、冷却工程、特に温度が30度前後に下がった時に最も菌が発生しやすい状況になると言う。そのため、生の商品は通常3日くらいが賞味期限とされ、脱酸素剤を入れても賞味期限は2週間程度というのが一般的であった。同社も昨年までは、首都圏向けに長期保存が可能な加熱殺菌されたきりたんぽを製造していた。
 しかし、辻社長は「加熱処理したきりたんぽでは、食感、食味など本当の味を知ってもらえない。本場で食べる生のきりたんぽの味を全国の家庭に届けたい」という強い意志で、新商品開発を計画した。当センターが実施している無利子の設備資金「小規模企業者等設備導入資金」を活用するなどでクリーンルームと新たな生産ラインを設置、工場内の衛星管理を徹底し、菌が付きやすいと言われる焼きあがった後の冷却工程や真空パック工程に細心の注意を払い1ヶ月の保存が可能な商品を完成させた。
 計画当初は、取引先からも「何もそこまで」という声があったというが、最終的には社長の熱意が通じ、これまでのルートでの販売が実現したという。
 辻社長が農業の世界に飛び込んだのは昭和53年。以前は薬問屋に勤務するサラリーマンだったが、環境問題を取り上げたベストセラー小説を読んだのがきっかけで、日本の自然環境や農業の重要性を感じ、環境にも人にも優しい米作りを目指して脱サラし専業農家に転じた。しかし、現実の農業は、米価下落や消費者の米離れなど厳しい状況にあることを実感したという。
 そして平成9年、米へのこだわりをきりたんぽ製造に賭けて現在の会社を設立。田んぼにも消費者ににも優しい商品作りを目指して新たなスタートを切った。
 同社のきりたんぽには、もみ殻、糠、有機微生物発酵堆肥を使用し、科学肥料・農薬・除草剤等の使用を通常栽培の半分以下に抑えた田んぼで出来た秋田県比内町産のあきたこまちを使用。また、使用する米は新米のみで、さらに酸化を防ぐため加工日前日に精米する。きりたんぽ製造では最も後発ではあるが、自然農法栽培と味にこだわることで大手百貨店などの販路を開拓してきた。
 辻社長は、「当社がきりたんぽを中心とした食品加工の主体となり、地元生産者に減農薬栽培の米の生産を委託し、安定した米の生産と加工を確立させることで消費者に安全・安心の米加工食品を提供したい。食の環境・安全にこだわり、地域と本場の味にこだわり、良い商品を提供できれば新たな販路開拓につながっていく」とチャレンジし続けている。

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代表取締役
 藤原 六郎


天然素材から生まれた断熱材
「くん炭ボード」


株式会社工房成瀬
〒019-0704 横手市増田町湯野沢字大道添48
TEL:0182-45-2829
FAX:0182-45-5314
http://www.h3.dion.ne.jp/~kbns/
 もみ殻を特殊な製法で炭化した「くん炭」を使い、断熱材や体に優しい建具を開発してきた株式会社工房成瀬が、くん炭の断熱ボード化に成功、特許を取得し “くん炭ボード”として販売を開始した。同社の開発した“くん炭ボード”は、接着剤など化学物質は一切使用せず、くん炭に植物と水を加えるだけでボード状にしたものである。もみ殻を複雑に絡み合わせるため、コウゾやクワ、スギの樹皮など繊維が良く絡み合う性質のものを使用し、粘材として、ハナオクラ(トロロアオイ)という粘り気の強い植物の根から抽出した液を使用するなど、天然素材に徹底的にこだわった環境にやさしい製品が完成した。
 くん炭は、もみ殻炭特有の多孔質構造から、これまで土壌改良材として多く利用されてきたが、断熱効果のほか保温、保湿、有害物質吸着など居住環境を高める優れた働きを持つことが分かってきた。同社では10年ほど前から商品化を進め、有害物質を吸着する建具材として商品化したほか、断熱材としては直接床下に敷き詰めるという方法で施工・販売してきた。
しかし、床下への施工では、くん炭が風で飛ぶなど作業性や効率が悪いという欠点があった。断熱材としての利用価値を高めるためボード化を模索していた中、偶然クワ系植物の繊維がボード状にするのに相性が良いことを発見。繊維の絡まり具合や、植物、水分の配合など、試作・実験の末ボード化に漕ぎ着けたという。
株式会社 工房成瀬  工務店も経営し、数多くの住宅を建築してきた藤原社長は、住宅の高断熱、高気密化が進み、建材や接着剤などから発生する化学物質が引き起こすと言われる「シックハウス症候群」など、環境や健康面に影響を与える材料の使用に疑問を持ち、保温・保湿能力も高い炭に着目し開発に当たってきたもので、”くん炭ボード“には住宅建築に精通した同社ならではのアイデアと工夫が活かされている。断熱ボードの生産はまだ始まったばかりだが、環境や健康に対する意識の高まりから、県内だけでなく県外建築業者からも高く評価され引き合いも多いのだという。
 藤原社長は、「コウゾやクワなど使用する植物の多くは県内では調達できず、現在は県外から取り寄せている。断熱ボードの生産が軌道に乗れば、将来的にはコウゾやクワなどを地元の農家の協力を得て調達したい。そうなれば原材料コストも下げることができ、販売価格も引き下げが可能となるほか、もみ殻も含め原材料を全て秋田産にできる。断熱材をもっと普及させることができれば、地域全体に恩恵をもたらすことができる」と、人と環境にやさしい自然派住宅の提供に意欲を燃やすと同時に、地域活性化にも思いを巡らせていた。

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代表取締役社長
 藤澤 正義


オリジナル商品作りをお手伝い
「地域ブランド商品の開発に取り組む」


有限会社ベジ&あきた
〒017-0201鹿角郡小坂町小坂字上前田4-5
TEL:0186-30-7887
FAX:0186-30-7886
http://www.vegefru-akita.jp/
 野菜や果物などを中心に生鮮食料品の乾燥や粉末化を手掛ける有限会社ベジ&フルあきたが、新商品開発に取り組む事業者などから食品の乾燥、粉末化だけでなく、商品化についての相談も受けるなど、開業から1年足らずで多くの事業者の支持を得ている。
 同社を経営するのは、Aコープ鹿角店長として、消費者の目線で食品の販売に関わってきた青澤久夫社長だ。青澤社長が、Aコープの店長時代から秋田の特徴ある素材を活かした地域ブランド商品の開発に意欲を持ち、地域の魅力ある商品を季節を問わず提供するため、乾燥や粉末化による新商品の開発・事業化を考えていたもので、昨年クリーンルームを完備した乾燥、粉末工場を完成させ、事業を開始した。
有限会社 ベジ&フルあきた  初めに手掛けたのは、鹿角地域特産の松館しぼり大根を粉末にした「辛味大根おろしの素」で、酵素を活かした状態で乾燥させると、水に戻すことで限りなく生に近い状態で独特の辛味と風味を残すことができるという優れもの。これが口コミで広がり、九州や関西、関東など全国各地のそば店から多くの注文が寄せられている。
 また、秋田市内の食品加工業者が辛子明太子に「辛味大根おろしの素」を加えることで独特の辛さと風味を持つ新商品を開発。既に県内のスーパーでも販売されている。第9回鹿角地域特産品開発コンクールで最優秀賞を受賞したこの商品は、殺菌力に注目した化学薬品メーカーから関連商品に利用したいとの打診も受けるなど、様々な可能性を見せる、地域にとっても期待の商品に成長している。
 既に商品化や計画が進んでいるものでは、鹿角産りんごを使用したりんごチップ(アトリオン秋田県産品プラザや秋田空港売店、道の駅などで販売中)、松前漬け用に乾燥した男鹿産ギバサ、同じく乾燥した男鹿産のはたはたのヒレをお酒とセットで県中央部の酒造メーカーが販売を計画(酒造メーカーでは登録商標申請中)、秋田県パン協同組合からは比内地鶏の卵黄の粉末を使用した「あきたのメロンパン」、このほか独特のプルプル感もほぼ生に近い状態で味わえる乾燥じゅんさい(じゅんさいは粉末をそばやソフトクリームに使用する話も進んでいる)、骨酒風に味わうたらば蟹を蟹味噌付で乾燥したもの、お菓子に使用するメロンの粉末、また和菓子メーカーからはピーマン粉末化のサンプル依頼を受けるなど、数え上げればきりが無いほど次々に商品化の話が進行している。
有限会社 ベジ&フルあきた  青澤社長は、「近年、消費者は食の安全と安心に対して敏感になっており、地場産品や国産ブランド志向が強くなっている。販売する側でも地域の食材に関する情報には敏感に反応するようになっており、まだまだ商品化できる素材はある。今後も海産物も含めて色々な食材の乾燥、粉末化を検討している。当社は、色々な野菜や果物を結ぶ(加工する)、地域の方との結びつき(地域活性化)、生産者と消費者の結びつきなど地域との色々な結びつきを大事に、これからも地元の食材にこだわり、地域ブランド商品を数多く生み出すために様々な食品の乾燥、粉末化にチャレンジしたい」と意欲を燃やしている。

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代表取締役社長
 藤澤 正義


鉄骨を原点に建設業界を縦横無尽に駆け回る
質実剛健な技術、製品、人材、経営


千代田興業株式会社
本社
〒010-0941 秋田市川尻町字大川反170-49
TEL:018‐864-6200
FAX:018‐863-1307
■新しい取り組みも基本となる品質あってこそ
 千代田興業株式会社は昭和26年、建材・鋼材の販売会社として創業する。昭和30年に鉄骨製作加工を開始し、数年後には鉄骨が業務の中核となった。これまで鉄骨を供給したものには、県内では、秋田県庁第ニ庁舎、秋田拠点センター(アルヴェ)など、県外では、アクアマリン福島など多数がある。
 平成17年には、産学官連携により開発した新しい鋼管摩擦杭「グランドホールドパイル」を国土交通省の性能認可を受けて売り出している(国住指第505 -1号 TACP-0177)。鋼管外周面に取り付けられたスパイラルと、鋼管内部から杭軸直角方向に突き出すアンカーにより、高い支持力、引抜き耐性力を発揮。通常よりも少ない杭の本数で施行が可能なため、経済的で、工期短縮にもつながるということだ。
 新しい鋼管杭や、それを活用した耐震補強システムの開発は、それを可能にする鉄骨の品質と、ニーズに応えられる技術力が基本にあってこそできるもの。まったく新しいアイデアから開発を行うというより、今持っている品質と技術の可能性を広げるという感覚が強いようだ。藤澤社長からも「品質」という言葉が何度も聞かれ、誇れる品質とそれを支える技術力の研鑽に努力を惜しまない姿勢が窺えた。
■能動的に仕事ができる人材
 近年、ものづくり企業では、技術の承継が熟練者と若年者の間でスムーズに進まないという課題があると言われている。
 千代田興業も、CADによる精密設計が進められ、生産ラインは機械化され、細かい数値での製造や加工が可能となっている。元来、技術者は、小さな問題を解決する日々の経験の中で、大きな問題が発生した時でも対応できる応用力を自然と磨いてきた。ところが最近、現場が機械化されるに従って、応用力を磨く機会となる、不具合やトラブルが激減してしまった。
 こういった状況の中でも、技術者の力が低下しないように、労働環境の整備はもちろん、資格取得を全面的に応援するなどしている。実際に、建築、施工、溶接、鉄骨製作など多くの資格保有者を抱えるにいたっている。
■着実に
 会社全体としても、ISO9001を取得、現在は秋田県経営品質賞に取り組み、さらにISO14001取得も検討しているとのこと。それらのノウハウを吸収し、日常業務に反映させてこそ本当の効果があるという藤澤社長の考えは、社員一人ひとりまで動かしているようだ。
 藤澤社長は2代目。創業から続けてきた歩みを一歩も止めず、技術を守り育ててきた。当たり前のようだが難しい、なにひとつ後退させないその経営姿勢は、新鮮に映る。鉄骨のように、地味ながらも確実に光り、周りを安心させる存在であり続ける。質実剛健な千代田興業株式会社に今後も注目していきたい。

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 代表取締役
 池田 泰久


無臭大豆で、
農業会の活性化を図る


株式会社アグリテクノジャパン
〒014-0802
大仙市払戸字下払田191-1
TEL:0187-87-2030
FAX:0187-69-3364
 地元の農家に元気になってもらいたかったんですよね」。減反政策などによる地元農家の減収を目の当たりにしてきた池田泰久さんが、農業の活性化のために考えついたのが、秋田県の認定品種である無臭大豆「すずさやか」の卸販売及び「すずさやか」を使用した加工食品の小売販売である。
 こうして、平成17年2月、株式会社アグリテクノジャパンを立ち上げた池田さんは、実は、東北屈指の名家「池田家」第16代当主でもある。「代々、地元の発展ばかり願っている」と言う池田さん。「まずは、『すずさやか』の種苗を購入して、「JA秋田おばこ」を通じて地元農家に委託栽培してもらう。こうして収穫された『すずさやか』を当社で加工食品としたり、首都圏の業者に販売するシステムを構築しました。少しは、減反農家の所得確保につながったと思います」。
 「すずさやか」の特徴は、大豆特有の青臭さがないこと。従来の大豆粉(大豆加工食品を製造するための粉)は、その青臭さを取り除くため、加熱処理を行っているが、この加熱処理の過程で、ビタミンEなどの酸化しやすい栄養成分が失われてしまっていた。もともと青臭さのない「すずさやか」から製造した大豆粉は、そういった心配がない利点とともに、イソフラボン、サポニンなどの機能成分もそのまま残る特徴がある。従って、美味しさ、そして栄養価を損なわずに、他の食材と混合使用することが可能となり、幅広い調理の可能性を見いだした。
 契約農家には、「他の豆系品種から100メートル以上離すこと」を徹底してもらっているという。「『すずさやか』は2%以上の他品種が混入すると青臭さが生じ、その製品価値がなくなってしまうんです。管理には気を遣いっています」と池田さん。今年は、およそ170ヘクタールの畑から約350トンの「すずさやか」を収穫する予定である。
 「いわゆるアグリビジネスとしては、まだまだ発展途上です。アグリビジネスが企業として成立するためには、農産物の収穫期ではない冬場にどのような活動をするかだと思います。そこで今、地熱を利用した冬場の野菜栽培について検討しているところです。こうなればもっと農家に喜んでいただけるし、地域の活性化に役立つんですけどね」。
 あくまでも、地域貢献にこだわる池田さんが株式会社アグリテクノジャパンを立ち上げて1年が経過した現在、東京の加工食品会社を通じて、ケーキ、アイスクリーム、うどんなどに変身した「すずさやか食品」の試食会を首都圏で開催するなど、全国的な販路確保に奮戦中である。

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 代表取締役
 石井 信子


酸っぱいものが甘く感じる
ミラクルフルーツでスウィーツを堪能


株式会社ミラビス
〒010-0141
秋田市下新城長岡字外脇16-1
TEL:018-873-5658
FAX:018-873-5658
http://www.miravice.com/
 ミラクルフルーツとは、一時的に酸味を甘味に変えるというふしぎな働きをする西アフリカ原産の植物で、この植物を秋田で初めて栽培し、それと一緒に食べる「カロリーを大幅にカットしたケーキ」を潟上市の洋菓子店と共同開発したのが、株式会社ミラビスの石井社長だ。当社では、インターネットで冷凍した生のミラクルフルーツも販売しているが、生では長時間保存できないため、大仙市出身でミラクルフルーツ研究家の島村光治氏が開発に成功した長期保存可能なタブレットも販売している。
 石井社長が初めてミラクルフルーツに出会ったのは3年ほど前の新聞記事。その記事に紹介されていた研究者が秋田県出身の島村光治さん(愛知県在住)で、たまたま自分の夫の知人という偶然の出会いであった。実際にミラクルフルーツの真っ赤な実を体験することになり、食べた後にクエン酸など酸っぱいものを口にすると甘さを感じるという、これまでにない感覚を味わった。「ミラクルフルーツをクエン酸たっぷりの酸っぱいおかずやお菓子などと一緒にに使えば、糖尿病やダイエットなどで食事制限をしている方の甘い物を断たれたことによるストレスを解消することができ、きっと世の中のためになる」と思い立ち、起業を決意したという。2005年12月にミラクルフルーツ510本が到着、島村さんとの提携・指導の下、寒冷地における栽培実験が始まった。温度・湿度の管理を徹底し、寒い冬を乗り切り無事に実を付けた。移動後6ヶ月は実がつかないと言われていたが、予定以上に早くピーナツよりやや小さめで真っ赤な実が付いたときは感激したという。
 栽培実験とともに始まったお菓子の開発は、酸味を甘味に変えるということで真っ先に頭に浮かんだのがフルーツを使った洋菓子類であった。すぐに秋田市内や近所のケーキ屋さんなどに飛び込み実際にケーキ類を味わい、ミラクルフルーツに合うと感じたお店に共同開発を呼びかけた。最終的に潟上市の洋菓子店「ベルジェ」が共同開発に参加、砂糖の代わりにクエン酸を使用するという新しい試みは、固まりにくくスポンジも膨らみにくい、また味加減も難しいなど問題点も多く、商品化までには相当の苦労があったが、試行錯誤の末、同量のショートケーキに比べてカロリーを55〜75%カットしたフルーツヨーグルト、レモンロール、パインババロアという3種のミラクルフルーツ専用洋菓子が完成した。ヘルシーなスウィーツということで「ヘルスウィーツ」と命名し、登録商標も出願済みだ。商品は「ベルジェ」店舗で毎週金曜日に予約販売しているほか、ミラビスでは、水曜日までに注文すれば金曜日に宅配している。
 ヘルスウィーツを食べるには、先ずミラクルフルーツのタブレットを1個口に含み、溶けるまでゆっくり舐め、1分か2分後にミラクルフルーツ用に開発した商品を食べる。すると不思議なことに酸っぱいはずのお菓子が甘いと感じるのである。この効果は約1時間継続するという。
 商品完成後は、新聞等に取り上げられたことや島村さんの紹介もあり、注文や問い合わせも多く寄せられているといい、特に糖尿病の方などからの問い合わせもあり、「世の中のためになるという考えに間違いはなかった」と、これからの普及に自信を深めているところだ。
 今後は、ミラクルフルーツの活用・普及に向けて、秋田大学医学部の杉山教授が中心となり昨年設立した「機能性食品研究会」への参画や県総合食品研究所との共同研究、和・洋菓子店や食品加工会社にも参画を呼びかけるなど、秋田発の新たな機能性食品開発を推進しようと精力的に活動している。

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元気企業!


■有限会社ヨシダアニー

■有限会社秋田比内食品

■株式会社工房成瀬

■有限会社ベジ&あきた

■千代田興業株式会社

■株式会社アグリテクノジャパン

■株式会社ミラビス



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